ダンプ大橋プロの選んだ牌
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東3局北家、13巡目の手牌となります。
七対子の1シャンテンから7筒をツモり678の三色も見えてきた・・・
と、思いきや三色の要である8筒は親にポンされてしまっています。
このまま七対子をキープするか、それとも三色に方向転換するかの分かれ目です。
今回は打9索とさせていただきます。
親は点数低そうですが、ドラ切りの後に8筒ポンで打7筒。
ほぼテンパイでしょう。
他家はちょっとわからないですが、まだテンパイまでは届いていなさそうです。
となると、この状況、一見ベタオリで良さそうですが、
この瞬間に限っては、意外にも押してよさそうです。
それじゃ、押していいのになんで安全な9索切るって?
ごもっともです。
でも、ちょっと考えて下さい。
三色を見ても、5筒ツモったらまさかの役無しテンパイです。
八萬や6筒ツモでも同様です。
役をつけるには、七萬か8筒をツモってこなければいけません。
それに比べて七対子はテンパイすれば既に2役。
リーチをかけて裏ドラを期待したり、ドラタンキで打点もアップ!
一見受けに見える七対子も、見方を変えれば精一杯攻めている様にも見えるんです。
あ、もちろん危険そうな牌ツモったり、他からリーチが入ったら即オリますよ。
ええ。ベタオリです。ベタオリ。
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滝沢 和典プロの選んだ牌
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メンツ手でもチートイツでもイーシャンテンの手牌です。
まず、チートイツかメンツ手の選択ですが、
安全を追求するならチートイツ、少々の危険を承知で打つならメンツ手を狙う。
しかし、巡目も深く、いずれにしても自分のアガリは難しそう。
さらに三色目の8筒はポンされている。
そんなときは、素直に手仕舞いするのが基本ではあります。
しかし、親である下家の仕掛けが苦し紛れ、
もしくは焦った窮屈な仕掛けで、安いのではないか?と考えます。
手役をにおわせるような捨て牌ではないし、ドラを打っていることとがその理由です。
ということで、この場面では“万が一”の自分のアガリにかけ、6筒を切ります
どうせアガリにかけるなら狙うは678の三色です。
親のヌルい仕掛けを咎める絶好のチャンスかもしれません!?
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