ダンプ大橋プロの選んだ牌
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東1局北家7巡目の手牌になります。
七対子の1シャンテンだったところからメンツ手としても1シャンテンになるこの三万ツモにより、
どちらかと決別しなくてはいけない状況になってしまいました。
他の3名は捨て牌から親が少し手が進んでいる感じですかね。
といった今回の何切るですが、打三万とさせていただきます。
この手牌で一番仲間ハズレに見える牌は東なので、
手拍子で東を切ってタンヤオを確定してしまいたいところなんですが、
ここで東を切るとちょっと無防備になりすぎてしまいそうです。
しかもテンパイをしたところでピンズの高い場況なので、アガれる待ちかどうかも微妙ですよね。
その点七対子は安全牌としても使える東を持っていられる上、
最も狙いやすいハネマンとして名高い、リーヅモチートイウラウラの可能性、
さらにマンズが優秀な待ちになる可能性まであります。
(序盤に八万が3枚切れているので七万が良い感じですよね)
というわけで、ここは親の三万に合わせておいて、七対子で先手が取れればハネマン狙いのリーチ。
もし先手を取られてしまっても、東という安全牌で難を逃れるのが良いんじゃないかと思います。
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鮎川 卓プロの選んだ牌
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最近カレー屋のインド人に、よくしてもらっています。
なぜか頼んでもいない熱いスープを、サービスでつけてくれるんです!
でもカレーも熱い汁。
同じ熱い汁かぶりでいまひとつ喜べない状況です。
インド人さんにジェスチャーで伝えてみようかなあ…
(どうせなら)
(くれくれ)
(サラダを)
(フォーミー)
こんなずうずうしいことを伝えられるわけもなく、
今日もまた熱い汁を堪能してきました。
新年早々、国際的な悩みで申し訳ございません、鮎川卓です。
本題に入ります。今回の何切るですが、場の状況で気になるところは、親が3巡目にダブ東を切っていることです。
しかも、キー牌である3索や三万を手出しで切っているところをみると、テンパイが近いことが考えられます。
ただ、ドラが發であり捨て牌も変則手ではなさそうなので、ダマテンはそれほど警戒する必要はなさそうです。
なので、親に対してはリーチがかかってから対応するぐらいでいいと思います。
ただこちらとしても、ドラなし七対子の1シャンテン(その他、愚形安手のイーシャンテンにも取れますが)
この時点ではそれほどチャンス手とは言えないので、親の安全牌を確保しておきたいところです。
そこで私の結論は四万切りです。
親のリーチに対しては三万と東が2枚があるのでなんとか頑張れそうです。
でも裏に秘めた狙いは、あれですよ、ふっふっふ。
ザ・引っかけリーチ!
三、六万を引いての七万タンキが狙いです。
・場の状況からマンズの上(六万、七万あたり)が山に残ってる可能性があること
・ツモると高打点(裏がのればハネマン)が望めること
・八万が3枚切れいているため七万は浮き牌になりやすいこと
・他家から見て、カン七万の可能性が低そうに見えること
が、リーチの理由です。
引っかけリーチが功を奏すのは、相手の立場で、切りたいと思う牌がたまたまスジ引っかけになっている場合です。
「リーチが怖いしスジだから七万を切ろう」ではなく、
「七万を切りたいし、スジだから通るかもしれないし」というのが
引っかかる側の心理パターンです。
罠にかけることだけを目的に引っかけリーチをかけると、追っかけリーチをかけられた時に困ります。
追っかけリーチ者と戦うことも想定した、山に残っている可能性がある待ちであることが大切だと思います。
あれ?気がつくと、引っかけリーチ講座になってしまいました。なんてこった…
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
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